Check Flashの使い方解説、誰か書いてくれんかな…

 新しいSDカードとか買ってきた時、
「そんなにヘビーな使い方してないのに早々に故障した」
 なんて経験をお持ちの方、居らっしゃると思います。

 近年のフラッシュメモリは最初からある程度の不良を抱えて世に出てきますので、それをカバーするために予備領域を持ってたりするんですが、そのためガチ不良品でも最初は誤魔化しが効いてしまうんですよ…
 32GBのmicroSDを買って、一日32MBしか使わなかったら普通に三年保っちゃいますし、全領域使い潰す事も無いならさらに不良は見つからないまま定年を迎えるわけです。こうして端から数割が死んでるような完全な初期不良品が良品として存在してしまうのがこの世界。恐ろしい恐ろしい…

 事前に分かる危険は最初に潰しておきたい、そんな常日頃から石橋を叩き壊しているそこの貴方にお勧めなのがCheck Flash
 ストレージに対してデータをひたすら書いて検証するを繰り返してくれる素敵なソフトです。問題はWindows Vista以降での挙動がとんと玄人向きというか、普通に使って普通に使えないんですよね。良品相手でもエラーだらけ扱いされて全く使えないんですが、これは単純にWindowsが横からちょっかいかけてるせいなんです。みんなWindowsって奴が悪いんだ。

利用にあたってのポイントは
  ・Windowsがちょっかいかけない状態を作る
  ・管理者として実行する
  ・(場合により)ChkFlashがストレージを認識出来る状態にする
この2(+1)点。

 それではChkFlashを使った全領域テストを雑に解説するよー!
 丁寧な奴は誰か作ってくれ。私はめんどいからやらない。

 あ、本テストはしくじるとストレージのデータが全部ぶっ壊れます。
 間違ったドライブにやらかすと割と死ねるので、
   ・十分に注意する
   ・システム以外のストレージを持っていないPCを用意する
 など、対策しましょう。


●ダウンロードとインストール

・先ずCheck Flashをダウンロードします。
 HOME PAGE OF MISHA CHERKES 

・Crystal Disk Markをダウンロードします。
 CrystalDiskMark - ソフトウェア - Crystal Dew World

・ついでにSDカードが相手の場合はSDフォーマッタもあった方が良い。

www.sdcard.org

 後は適当にインストールしといてください。

 

ベンチマークを実施し、記録する
 地味に大事な作業です。全領域書き込み後にパフォーマンスが大幅に落ちている場合は近日中に死ぬカードである可能性が高いです。
 前項でCrystal Disk Markを紹介していますが、取り方は何でも良いです。CDMは地味に記録の管理が大変なのが難点なのよね。

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 ベンチマーク結果は頭に保存ではなく、スクショかデータで取っておいた方が良いです。不良品掴まされたときの説明に役に立つので。
 また、連続稼働で発熱してパフォーマンスが落ちるカードなんかもあるので、シバいた後にベンチするか、しばらく冷やしてベンチするかの方針はこの時点で決めとかないと比較にならない点にもご注意ください。
 上記画像が2枚重ねになってるのは二兎を追った結果です。右の方はシーケンシャルライト(右上の数値)少しだけダレてますね。

●ストレージの内容を破壊する

・スタートメニューを出してそのまま"diskpart"と入力してEnterを押します。
 (古いWindowsの場合はWindowsキー+Rでファイル名を指定して実行)

diskpartの実行
・プロンプトが出てきたら"list disk"と入力してEnterを押します
・ターゲットのドライブの番号を確認します。
"select disk (ターゲットのディスク番号)"と入力してEnterを押します。
 例えばディスク4がターゲットの場合は"select disk 4"となります。
"list partition"と入力してEnterを押します。
・表示を見て、これから壊すディスクに相違無いことを確認します。
"clean"と入力してEnterを押します。

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・最後にダメ押しで"list partition"を実行してぶっ壊れたことを確認しても良い。
・一度ストレージを取り外し、接続します。
 内蔵のSSDやHDDなど、取り外しが出来ないストレージの場合はPCを再起動してください。

 これでターゲットのストレージは壊れ、Windowsが横からちょっかいかけてこなくなります。


●ChkFlashで検査する

・アプリを「管理者として実行」します。
 これはショートカットかプログラム本体を右クリックすれば出てきます。

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・左上のアクセスタイプ枠内、"物理デバイスとして"を選択します。
・デバイスから対象のドライブを選択します。
 見切れててもカーソルを合わせるとポップアップで全体が見れるので、
 よく見て選ぶこと。
・アクション タイプから"読み書きテスト"を選択します
"最小パターン"を選択します(デフォルト)
・テストの長さから"フルパス1回"を選択します(デフォルト)

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・右下の"スタート!"を押します。
これで全ての領域に0と1とが書かれ、それが正しく反映されていることが確認出来ます。


●検査対象のディスクが出てこない場合

 検査するストレージがSSDであるなどリムーバブルストレージでは無い場合はChkFlashがストレージを認識してくれないので、chkflashのショートカットを作って、リンク先の尻に" /ALL"を入れておきます。

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●ChkFlashでさらに検査する

 さらに念入りに検査したい人はアクションタイプから"フルパターン"を選択出来ますが、かかる時間はさっきの奴の9倍です。
 少々めんどいですが、0Fillや1Fillをやりたい人は
"書き込みパターン"でパターンを選んで実行

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・完了を待つ
"検証パターン"でベリファイを行ってください。

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 書き込み検証ってアクションタイプが欲しいよ…
 バッチ処理で出来るっちゃ出来るんだけどめんどいのよね…

 

●掃除する

 テスト用にデータが書かれたままなのでキレイキレイします。
 前項の"書き込みパターン"を応用するでもいいし、"完全消去"を使うでも良いです。お好きな方でどーぞ。

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●フォーマットする

・SDはSDフォーマッタでフォーマットする。
 使い方は見たら分かる筈…

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 なお、"上書きフォーマット"を使う事で前項のお掃除作業をスキップする事が可能。

NTFSはディスクの管理で初期化とフォーマットする。
 8以降ならWindows+Xキーのメニュー内に並んでる。
 7以前はコントロールパネルの管理ツールの中にある。

 内蔵ディスクの場合、ディスクの初期化を求められることがある。
 2TiB未満なら基本的にMBRでいい。
 GPTは2TiBを超える場合か、OSのインストール用。
 でもOS入れる場合はここで弄らずに何もしない方が良いと思う。

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 なお、"クイックフォーマットする"のチェックを外す事で前項のお掃除作業をスキップする事が可能。

 

ベンチマークを実施し、比較する

 どうやら無事らしいカードの様子↓
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 どれだけ落ちたらアカンのかという辺りは指標が無くて分かりませんが、ここまで書いてきた程度のテストでどうにかなるほどフラッシュメモリてヤワじゃないですよ。
普通の製品ならね。
 とまれ、なんか使ってる内にパフォーマンス落ちてくんですけど、と交換希望の際に分かり易いのでデータは前後とも取っといた方が良いです。「レビューの誰々さんと結果が違う!」というのは基地外クレーマーの類いと見做されますんで… 大変ですけどね。
 ちなみに、試験環境にExcelがあるならAlt+Print Screenでスクショ取ってシートにそのままペースト出来ます。保存、注釈、並べ替え、など簡単に出来るのでお勧めです。

……
 これで最初から壊れてるSDをとっとと返品出来ますね。
 なお、本手順では容量が偽装された海賊版の検出はできないのですが、その心配がある場合はh2testwでも使ってください。こちらは良い記事があったので紹介のみで済んで楽だわー。

sdnavi.com


 「ただでさえ書き込み回数に制限のあるフラッシュメモリにゴミデータをモリモリ書いていくとか、いきなり中古みたいで嫌」という人も居るかもしれませんが、そういう処女信仰めいた使い方はマジで止めた方が良いと思うの。確認大事よ。
 SSDならまだSMARTとかあるけど、SDは産業向けのメーカー独自の実装でもなきゃ代替セクタの発行数すら分からんのですよね… 死ぬときゃ突然ですよ、コイツら。
 挙動は様々ながら、初期不良品は全領域書き込み2パスに耐えられない事が殆どなので安心して使えるようになるのではないでしょうか。

 なお、HDDでも同様のテストが出来ますが、初期不良品を洗い出せるかは微妙。
 ディスクの不良は洗えるけど、駆動部分の不良は洗えませんので…
 というトコ把握しつつ結局やるんだけどね! 私は!

 

わかりやすい手順や記事は別の人に任せた! そんじゃーね!